アベンジャーズは、一人の主人公を追い続けるシリーズではありません。メンバーもチームも何度も入れ替わるため、チーム再編とMARVELの大型イベントを幹にすると、長い歴史をつかみやすくなります。
年表から読みたい作品を探す
「有名作品」は、映像化や後世のコミックへの影響を含め、特に広く知られている作品です。グレーのカードは邦訳単行本が未刊行です。
ベスト・オブ・アベンジャーズ
アイアンマン、ソー、ハルクらが集うチームの原点。アベンジャーズという「集合型ヒーローチーム」の出発点。
収録:Avengers #1(結成回)
アベンジャーズ:クリー/スクラル・ウォー
アベンジャーズが銀河規模の政治と戦争へ踏み込む古典。後の宇宙系MARVELイベントの原型の一つ。
Kree–Skrull War
マーベルスーパーヒーローズ:シークレット・ウォーズ
ヒーローとヴィランが「バトルワールド」に集められる、MARVELを代表する初期大型クロスオーバー。後世のイベント文化にも大きな影響を与えた。
Secret Wars (1984–85)
SECRET WARS II
ビヨンダーが地球へ来訪する初代『シークレット・ウォーズ』の続編。歴史上は押さえておきたいが、日本語単行本は確認できない。
インフィニティ・ガントレット
インフィニティ・ジェムを揃えたサノスとMARVELヒーロー総力戦。宇宙系イベントの代表作で、単体作品としての評価も高い。
Infinity Gauntlet #1–6
アベンジャーズ:ディスアセンブルド
従来のアベンジャーズを大きく揺さぶり、2000年代の新体制へ移る決定的な転換点。
Avengers Disassembled
ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト
『ディスアセンブルド』後、新たな顔ぶれでアベンジャーズを再構築。ブライアン・M・ベンディス期の実質的な入口。
New Avengers: Breakout
X-MEN/アベンジャーズ:ハウス・オブ・M
アベンジャーズとX-MEN双方に直結する現実改変イベント。2000年代MARVELの本流を追ううえで重要な節目。
House of M
シビル・ウォー
超人登録法を巡りヒーロー社会が二分。以後のアベンジャーズ各誌と個々のヒーローに長く影響する大型イベント。
Civil War #1–7
ワールド・ウォー・ハルク
『プラネット・ハルク』から帰還したハルクが地球のヒーローたちと激突。アベンジャーズ単独ではないが、Civil War期の世界を揺らした代表イベント。
World War Hulk #1–5
シークレット・インベージョン
2000年代ニューアベンジャーズ期に積み上げられた不信と疑念が、スクラル侵攻として表面化。結末から「ダークレイン」期へ直結する。
Secret Invasion
ダークレイン → シージ
「ダークレイン」は『シークレット・インベージョン』後の時代区分。ノーマン・オズボーン主導の体制を経て、『シージ』で2000年代ベンディス期の大きな決着を迎える。
代表カバー:『ダークアベンジャーズ:アセンブル』
フィアー・イットセルフ
アスガルド神話と「恐怖」を軸に、アベンジャーズを含むMARVELヒーローが総動員される全社イベント。
Fear Itself
AVX:アベンジャーズ VS X-MEN
フェニックスを巡って二大チームが全面衝突。2000年代の流れからMarvel NOW!期へ移る大きな境目。
Avengers vs. X-Men
ヒックマン版アベンジャーズ始動
ジョナサン・ヒックマンが『アベンジャーズ』『ニューアベンジャーズ』を並行展開。地球規模と多元宇宙規模の問題を一本の巨大な物語へ束ねていく。
代表カバー:『アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド』
エイジ・オブ・ウルトロン
ウルトロンに支配された未来を変えるタイムトラベル系イベント。映画版『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』とは別筋の物語。
Age of Ultron
オリジナル・シン
ウォッチャー殺害事件を発端に、ヒーローたちが隠してきた秘密が次々と露呈するミステリー型クロスオーバー。
Original Sin
アベンジャーズ&X-MEN:アクシス
レッド・オンスロートとの戦いから、ヒーローとヴィランの「正邪反転」へ展開する大型イベント。
Avengers & X-Men: AXIS
シークレット・ウォーズ(2015)
ヒックマンが『ファンタスティック・フォー』『アベンジャーズ』『ニューアベンジャーズ』で積み上げた大構想の到達点。1984年版とは別作品。
Secret Wars (2015)
シビル・ウォーII
未来予知能力をどう扱うかを巡り、アイアンマンとキャプテン・マーベルが対立。初代『シビル・ウォー』とは異なる争点で再びヒーロー社会が割れる。
Civil War II
インフィニティ・カウントダウン → インフィニティ・ウォーズ
再び現れたインフィニティ・ストーンを巡る宇宙系イベント。1991年『インフィニティ・ガントレット』とは別世代の「インフィニティ」物語。
Infinity Countdown → Infinity Wars
ウォー・オブ・ザ・レルムス
マレキス軍による十の世界規模の戦争。ジェイソン・アーロン版『ソー』長期ストーリーの集大成で、アベンジャーズらも総力戦に参加する。
War of the Realms
アベンジャーズ/ファンタスティック・フォー:エンパイヤ
クリー/スクラル連合とコタティを巡る宇宙イベント。古典『クリー/スクラル・ウォー』から続く宇宙史ともつながる。
Empyre
キング・イン・ブラック
シンビオートの神ヌルが地球へ侵攻。ヴェノム中心だが、アベンジャーズ、X-MEN、FFまで巻き込む全MARVEL規模の決戦。
King in Black
アベンジャーズ:ヒーローズ・リボーン
「アベンジャーズが存在しない世界」を描くジェイソン・アーロン期の大型イベント。1996年の同名企画とは別作品。
Heroes Reborn (2021)
A.X.E.:ジャッジメント・デイ
アベンジャーズ × X-MEN × エターナルズの三勢力が交差し、やがて地球規模の「審判」へ発展。近年の大型イベントを代表する一作。
A.X.E.: Judgment Day
BLOOD HUNT
吸血鬼勢力が世界規模で蜂起し、アベンジャーズを含む多数のヒーローが参戦。事件後のドクター・ドゥームを巡る流れにもつながる。
ONE WORLD UNDER DOOM
ドクター・ドゥームが世界の支配者となる全MARVEL規模のイベント。『BLOOD HUNT』後の世界情勢を大きく動かす。
AVENGERS: ARMAGEDDON
レッドハルクを発端に、アベンジャーズ、FF、ウルヴァリンらが集結する2026年の大型イベント。完結後の新『Avengers』シリーズへ直結する。
※すべてのイベントを並べた年表ではありません。アベンジャーズ、またはMARVEL本流への影響が大きい節目を抜粋しています。邦訳・電子状況はShoPro Booksの刊行・配信情報と各電子書店を基準に整理しました。グレーのカードは2026年9月30日時点で邦訳単行本を確認できない作品です。Amazon/DMMリンクにはアフィリエイトリンクを含みます。
5つの時代で流れを振り返る
結成から「大型クロスオーバー」の時代へ
結成回と『クリー/スクラル・ウォー』でチームの原型を押さえ、1984年『シークレット・ウォーズ』でヒーローとヴィランを一堂に集める大型イベント型の物語へ。1991年『インフィニティ・ガントレット』は宇宙系MARVELを代表する到達点の一つです。
ベンディス期がつくった現代アベンジャーズの太い幹
『ディスアセンブルド』→『ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト』→『ハウス・オブ・M』→『シビル・ウォー』→『シークレット・インベージョン』→「ダークレイン」→『シージ』。2000年代MARVELの大型イベント史とアベンジャーズ史がほぼ一本になる時代です。
Marvel NOW!とヒックマン期
『フィアー・イットセルフ』『AVX』『エイジ・オブ・ウルトロン』などのイベントを挟みつつ、ヒックマンの『アベンジャーズ』『ニューアベンジャーズ』が『インフィニティ』『タイム・ランズ・アウト』を経て2015年版『シークレット・ウォーズ』へ収束します。
内戦、帝国、宇宙戦争、そして審判の日
『シビル・ウォーII』から『シークレット・エンパイア』へ続く政治的な大事件の後、インフィニティ・ストーン、十の世界、クリー/スクラル、シンビオートと舞台を変えながら大型イベントが継続。2022年『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』ではアベンジャーズ、X-MEN、エターナルズの三勢力が交差します。
Blood HuntからArmageddonへ
『BLOOD HUNT』から『ONE WORLD UNDER DOOM』へ世界情勢が大きく動き、2026年は『AVENGERS: ARMAGEDDON』が進行中。ここから新たな『Avengers』シリーズへつながる予定です。現時点ではこの区間の邦訳単行本は確認できていません。
アベンジャーズ史から別シリーズへ広がる
『シビル・ウォー』『シークレット・インベージョン』『シークレット・ウォーズ』『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』は、アベンジャーズ単独誌だけで完結する事件ではありません。年表を追うほど、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、X-MEN、ファンタスティック・フォー、ソー、ヴェノムなどのシリーズへ枝分かれします。最初からすべてを追わず、イベント本編と、気になったキャラクターの関連作に絞ると迷いにくいです。