MARVELの映画やドラマは、一冊のコミックをそのまま映像化するのではなく、複数の作品から設定やキャラクター、事件を組み合わせることがあります。そこで、なんでも「原作」とひとくくりにせず、それぞれのコミックが映画やドラマとどうつながるのかをカードで紹介します。
スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ
映画版は『ノー・ウェイ・ホーム』後、誰にも知られていないピーターの新生活を描く新章です。コミック版の「Brand New Day」も、『ワン・モア・デイ』後の大きな転換から始まります。映画がコミック版をそのまま映像化したわけではありませんが、「リセット後のピーター」がそれぞれどう描かれるのかを比べられます。
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 1
コミック版「Brand New Day」の第1巻。映画版とは別のストーリーですが、新しい生活を始めるピーターを読み比べるなら、まずはこの一冊から。
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 2
第2巻では、新しい人間関係とヴィランが広がります。映画をきっかけに、BND期をじっくり追いたい人におすすめです。
スパイダーマン:ブランニュー・デイ 3
邦訳「ブランニュー・デイ」3冊目。ここでBND期が終わるわけではなく、関連邦訳はこの先にも続きます。
※「Brand New Day」という共通点を楽しむための紹介です。映画のストーリーを漫画で先読みする用途ではありません。
MCU映画から読む
インフィニティ・ウォー/エンドゲーム
サノスとインフィニティ・ストーンをめぐる映画2作から原作へ。映画と展開・主要人物は大きく違うので、「原作との違い」そのものが面白い組み合わせです。
インフィニティ・ガントレット
サノス、ガントレット、宇宙規模の危機という映画版の核に近い古典。まず一冊ならこちら。
インフィニティ I
ジョナサン・ヒックマン期の大型イベント。映画版とは別の物語ですが、現代的なサノスと宇宙MARVELをもっと読みたい人に合います。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
キャプテン・アメリカとアイアンマンが、ヒーローを管理する制度をめぐって対立する構図はコミックから受け継いでいます。対立のきっかけや参加するヒーローは大きく違います。
シビル・ウォー
スーパーヒーロー登録法をめぐり、キャプテン・アメリカとアイアンマンが陣営を分かつ本編。映画と原作の違いを楽しむなら、まず読みたい一冊です。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
映画でバッキーとウィンター・ソルジャーの関係が気になったなら、エド・ブルベイカーによる復活劇へ。映画のスパイ・スリラー調とは別の物語ですが、バッキーが暗殺者になった背景をじっくり読めます。
キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー
死んだと思われていたバッキーが、記憶を失った暗殺者としてキャプテン・アメリカの前に現れる現代の定番作です。
アイアンマン3
エクストリミス技術と、トニーが自分の肉体やアーマーと向き合う発想の大きなもとになった作品です。マンダリンなどの描き方は映画と異なります。
アイアンマン:エクストリミス
アイアンマンを現代的に再構築した全6話。映画版のエクストリミスとは作用も展開も違うので、別のSFスリラーとして楽しめます。
ソー:ラグナロク
映画の「サカールで剣闘士になったハルク」側をもっと読みたいなら、ソー本よりこちら。
プラネット・ハルク:天の巻
サカール、剣闘士ハルク、コーグやミークなど、映画で使われた要素の原点をまとめて味わえます。
ブラックパンサー
ワカンダ、ティ・チャラ、シュリ、クロウといった映画の中心要素を、コミックの起源譚からまとめて読みたいならこの一冊。映画版と同じ筋書きではありません。
ブラックパンサー:暁の黒豹
ティ・チャラがブラックパンサーになるまでと、ワカンダの歴史を現代的に語り直した作品。初めての一冊にも選びやすい内容です。
キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
スティーブではなく、サム・ウィルソンが盾を持つキャプテン・アメリカをコミックで読むならここから。映画のストーリーの原作ではなく、サムが新しいキャプテン・アメリカとして始動する作品です。
オールニュー・キャプテン・アメリカ:ヒドラの逆襲
スティーブから盾を託されたサムが、自分なりのキャプテン・アメリカを始める第1巻。翼と盾を使うサムの戦いをしっかり楽しめます。
X-MEN映画から読む
LOGAN/ローガン
老いたローガンを主人公にする発想と終末的な空気を共有。ただし映画とコミックでは世界もストーリーもかなり違います。
ウルヴァリン:オールドマン・ローガン
映画よりもさらに荒廃した未来を旅する、ロードムービー風のウルヴァリン。『LOGAN/ローガン』が好きなら、ぜひ読んでほしい一冊です。
ウルヴァリン:SAMURAI
日本を舞台にしたローガン、マリコ、ヤシダ家という映画版の大きな土台をコミック側から読むならこれ。
ウルヴァリン
クリス・クレアモント&フランク・ミラーによる代表作。日本を舞台に、ローガンの人物像を深く掘ります。
X-MEN:フューチャー&パスト
センチネルに支配された未来を変えるため過去へ――という映画の中核を、原典ではどう描いたのかを比較しやすい作品。
X-MEN:デイズ・オブ・フューチャーパスト
映画と同じタイトルの原典。タイムトラベルする人物など、映画版との違いも大きく楽しめます。
X-MEN:ダーク・フェニックス
ジーン・グレイとフェニックスをめぐる映画の原典。映画版より長く、宇宙規模で描かれたX-MEN屈指の古典です。
X-MEN:ダーク・フェニックス・サーガ
映画を見て「原典ではどんな話だったの?」と気になった人に、まず読んでほしい一冊です。
スパイダーバースから読む
スパイダーマン:スパイダーバース/アクロス・ザ・スパイダーバース
映画版は独自のストーリーですが、無数のスパイダーが交差する発想や、グウェンのコミック版の物語を楽しめる作品があります。
スパイダーバース
マルチバースからスパイダーたちが集結する大型イベント。映画とはかなり別物ですが、発想の源流を楽しめます。
スパイダーグウェン
映画でグウェンが好きになったならこちら。彼女自身の世界と人間関係をじっくり読めます。
Disney+ドラマから読む
デアデビル:ボーン・アゲイン
ドラマと同じタイトルを持つ、デアデビルを代表する古典です。ドラマをそのまま漫画にした物語ではありませんが、マットとキングピンの関係をもっと読みたい人なら外せません。
デアデビル:ボーン・アゲイン
正体を知ったキングピンがマットの生活を徹底的に壊し、追い詰めていく物語。フランク・ミラーとデビッド・マズケリによる代表作です。
ムーンナイト
ドラマ版は独自のストーリーですが、マーク・スペクターの複数の顔、コンシュとの関係、ミスター・ナイトの世界をコミックで味わえます。
ムーンナイト:フロム・ザ・デッド
ウォーレン・エリス&デクラン・シャルヴィーによる全6話。白いスーツ姿のミスター・ナイトが登場する、スタイリッシュで読みやすい短編集です。
ホークアイ
ドラマ版のストリート感、ケイト・ビショップ、日常に近いトラブルの空気が好きなら、まず読みたい作品です。
ホークアイ:マイ・ライフ・アズ・ア・ウェポン
マット・フラクション&デビッド・アジャ期の第1巻。ドラマが気に入った人が、コミックを読み始めるのにぴったりです。
ワンダヴィジョン
「現実改変するワンダ」を追うか、「家庭を作ろうとするヴィジョン」を追うかで2方向に分けられます。どちらもドラマの直接コミカライズではありません。
X-MEN/アベンジャーズ ハウス・オブ・M
ワンダによる大規模な現実改変を描くイベント。ドラマとは別の物語ですが、ワンダの力がもたらす影響をもっと見たい人におすすめです。
ヴィジョン 1
ヴィジョンが郊外で「理想の家庭」を作ろうとする、不穏なSF家族劇。ドラマの家庭や日常を描いたパートが心に残った人に合う作品です。
シークレット・インベージョン
「身近な人物がスクラルに入れ替わっている」という侵略・疑心暗鬼の大枠を、コミックではヒーロー総出演の大型イベントとして展開。
シークレット・インベージョン
ドラマよりスーパーヒーロー色が強く、規模も大きい原典。設定は知っていても展開は新鮮に読めます。
ミズ・マーベル
カマラ・カーンをもっと知りたいなら、能力設定の違いも含めてコミック版の出発点へ。
Ms.マーベル:もうフツーじゃないの
カマラ・カーンのコミック版オリジン。ドラマ版との違いを楽しみながら、彼女の原点を読めます。
⚠️ 同名だけど「映画の原作」ではない
同じタイトルでも、映画をそのまま漫画にした作品とは限りません。その代表例が『エイジ・オブ・ウルトロン』です。
エイジ・オブ・ウルトロン Vol.1
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と同名ですが、映画版をそのまま漫画で読む作品ではありません。「同じタイトルでどれだけ違う?」を楽しむ本です。