ランキングの元データはComic Book Roundup(CBR)の批評家・読者評価と、Goodreadsの単行本評価です。異なる尺度と評価人数をそのまま平均せず、母数を補正してから組み合わせています。

基本の配分

CBR内では、批評家評価と読者評価をいきなり55%・45%で混ぜません。まず批評家は批評家レビュー数、読者は読者レビュー数を使ってそれぞれ全体平均へ平滑化し、その補正後の2値を批評家55%・読者45%で合成します。片方の評価が存在しない場合も残った側を100%にはせず、欠損側をCBR全体平均で中立補完して55%・45%の配分を維持します。次に、収録範囲を確認できたこのCBR評価を40%、5点満点を10点満点へ換算して母数補正したGoodreads評価を60%として、おすすめスコアを算出します。収録範囲が未確認・不一致の評価は参考表示のみです。

Goodreadsは邦訳と対応する単行本を確認できた「exact」の評価だけを使用します。「近い収録版」や未照合の評価はカード上の参考情報として表示しますが、順位には反映しません。どちらか一方の信頼できる評価しかない作品は、その評価だけで算出します。

レビュー数による補正

少数の満点評価と、多数の安定した高評価を同じ確かさとして扱わないため、CBR・Goodreadsとも評価件数が少ない作品ほど各データ全体の平均点へ近づけます。CBRは批評家・読者を別々に20件分の事前平均で補正し、Goodreadsは100件分の事前平均で補正します。たとえば「批評家73件・読者1件」なら、読者1件の点数がそのまま45%の重みを持つことはありません。また「批評家なし・読者77件」のような場合も、読者評価がCBRスコア100%へ繰り上がることはなく、欠けた批評家55%分はCBR全体平均で補います。評価が増えるほど元の点数が強く反映されます。

状態 ランキングへの影響
評価が高くレビューも多い 高順位を維持しやすい
評価は高いがレビューが少ない 平均方向へ下がり、過大評価を抑える
評価が低くレビューが少ない 平均方向へ上がり、少数評価の影響を抑える
評価データなし 順位を付けず「—」表示

「この作品」と「収録元シリーズ」の違い

邦訳単行本と完全に対応するCBRページが見つかる場合は「この作品の評価」と表示します。一方、邦訳が複数号や別シリーズをまとめた本で、専用ページがない場合は、収録元となる原書シリーズの評価を代理に使います。後者は本そのものの装丁、翻訳、収録範囲を直接評価した点数ではありません。

二つの原書シリーズをまとめた邦訳では「収録元2シリーズの評価」と表示します。対応関係の確度が足りない場合は、無理に点数を付けず「評価データなし」にしています。

順位だけで決めない方がよい理由

CBRとGoodreadsの評価は作品の完成度や読者満足度を測る有力な手がかりですが、初心者向けか、前巻が必要か、自分の好きなキャラクターかまでは表しません。特にX-MENの大型イベントは高得点でも前提が多く、初めての一冊として最適とは限りません。

使い方: まずキャラクターや読みやすさで候補を絞り、同じ条件の作品同士をおすすめスコアで比較するのがおすすめです。点数は購入判断の答えではなく、候補を減らす道具として使ってください。